ケーキが食べたい…
おいしいケーキが食べたい…
そんな「おいしいケーキ食べたい欲」が突然わいてきた。
東京で「おいしい」ケーキには今まで一回も出会ったことがないのでこの「おいしいケーキ食べたい欲」を解消するためには神戸に行ってケーキを食べるしかないと思い、この欲を解消するのは、不可能かと思われた.
がしかし。東京でおいしいものを食いまくっている友人が「モンサンクレールのケーキは神」と教えてくれたので疑いながらも、自由が丘のモンサンクレールに行ってケーキを購入してみた。
正直、東京のケーキは全体的に「甘ければいい」みたいなところがあり、あまり期待していなかったのだが、「モンサンクレール」で検索してみると公式サイトのおいしそうなケーキの写真の数々、他のサイトでの絶賛の嵐。
この結果を見て少し食べるのが楽しみになっていた3時間前の自分を殴りたいところである。
モンサンクレール
モンサンクレールは日本のパティシエである辻口博啓のブティック。
辻口博啓はフランスの菓子店に住み込みで修行をして、数多くの国内大会で優勝し「コンクール荒らし」と呼ばれ、そのほかにもフランスのコンクールで銀賞を取るなどの功績がある。
日本でパティシエと言ったらこの人を思いつく人も多いのでは無いだろうか。
モンサンクレールはそんな日本が誇る「天才」パティシエが生み出すケーキを味わえる店として大人気だ。
店の雰囲気
外側から見ると住宅地にあるごく普通のケーキ屋という感じでそこまで特別感もなかった。
中に入ると店員が3人くらいケーキが入れられているショーケースに立っていたが、店内に入ってきた自分を見て明らかに「早くケーキを決めろよ」というような陰湿な雰囲気が伝わってきた。
物凄く嫌味な雰囲気である。
店のオーナーシェフなどが有名である場合にこのような傲慢な店は多いが、そこで出されるものがおいしいのであれば文句はない。
そこまで高級店のようでもないしこの雰囲気はあまり納得がいかなかった。
モンサンクレールのケーキ
外観
ケーキの包装もクソである。
モンブランとモンサンクレール(という名前のケーキ)を買った。
セコイのでケーキが小さいのかどうかわからないが、帰ってきて開けてみるとビックリだった。
特別、持ち帰るときに揺らした覚えもないし、なぜこうなったのだろうかと倒れたケーキを直しているとあることに気づいた。
このケーキの固定がゴミすぎるのだ。
写真を見てもらえばわかる通りケーキを固定している紙の衝立のようなものがあるがこれがペッラペラなのである。しかも隙間だらけで全く固定になっていない……
別に普通のケーキ屋なら「まあしょうがないな」で済むのだが、この店は高級店みたいに振舞っておきながらこのザマなのであきれてしまった。
見るも無残なモンブラン
球体だったためかろうじて難を逃れたモンサンクレール
味の詳細
ここまで印象は最悪だが味の評価はできるだけ公平に書きたいので主観ではなくできるだけ客観的に味の詳細を書いていきたい。
モンブラン
モンサンクレールの人気ケーキの一つでモンブラン好きはここのモンブランを求めて訪れることも多いそう。
モンブランのマロンクリームは非常に濃厚でマロンの香りと砂糖の直接的な甘みが入ったかなり甘めのクリームだった。
クリームの中には砂糖の塊のような甘さのメレンゲと生クリームが入っており合わせて食べることでかなり甘いモンブランに仕上がっている。
マロンクリームがとにかく濃厚で他の店のモンブランとは一味違っていた。
モンサンクレール
店の名前がついたケーキはその店の自信作
という、法則を適用して期待して買ってきたケーキ。
外側にはナッツやアーモンドの他にも細かく砕いたコーンフレークなどの食感がザクザクして楽しいモノがちりばめられておりその周りにはコーヒーキャラメルの香りと味がするソースがかかっていた。
中にはコーヒームースとコーヒーキャラメルのソースをぐじゅぐじゅに染み込ませたスポンジが入っておりよりコーヒー感を増した味になっていた。
味の感想
甘すぎ
やはり東京のケーキ……
ケーキのおいしい=甘い
という感じで2種類のケーキを食べたがどちらも喉が渇きそうなほど甘かった。
砂糖をふんだんに使えばおいしいと思っているのだろうか? すごく疑問。
そこまでおいしくない
甘いのは東京だから仕方ないにしてもケーキ1つ500円以上して高級店のような傲慢な態度の店構え、さらに天才パティシエ(とされている)辻口博啓がオーナーをしている割には
ぜんぜんおいしくなかった。
大げさに宣伝をしているお菓子屋ほどおいしくないのは世の常なのか…
辻口博啓は宣伝と経営戦略がうまいだけで実力はそこまでではない気がした。
モンサンクレールと同じような宣伝がうまくて実力が伴っていない店→本場パリでもピエールエルメはまずかった
最後に
二度と行かないです。
でもパンセは好き