東京で生活していると、いろんなスイーツの店が目に入ります。
最近、東京で胡散臭いパティスリーがあります。
見た目だけを意識したような大しておいしくないクレープやパフェを2000円というぼったくり価格で販売しているような、「意識高い系」パティスリーが増えています。
これでおいしかったらいいのですが、たいていそういうところは値段の割に全然おいしくないので、できるだけ買わないようにしているのですが、どれだけ警戒していても買ってしまう時があります。
町をふらふらと歩いていると、きれいにフルーツが盛られたタルトが売っていて、見た目で即買いしてしまいました。
今回は見た目に騙されたと思って買ったのですが、かなりおいしかったタルトを紹介します
調べてみると結構有名な店でした。
à la campagne(ア・ラ・カンパーニュ)
ア・ラ・カンパーニュは1991年に神戸で生まれたタルトのお店です。
タルト専門店としては店舗数は全国一、タルトの主役となるフルーツの味や個性を最大限に引き出すために、パティシエがタルト生地やクリームなどの素材をじっくりと吟味しており、店頭には12種類以上のタルトが常に並んでいます。
本店はスイーツの本場である神戸三宮にありますが他にも名古屋や福岡にも一店舗ずつ、東京は自由が丘や池袋、北千住、大井町などにカフェとともに店舗があります。
店舗数で行くと神戸よりも東京のほうが多いですね。
レトロな雰囲気の店構えで、そこまで気取った内装でもないので、ふらっと立ち寄りやすい感じの店です。
à la campagne(ア・ラ・カンパーニュ)のタルト
ア・ラ・カンパーニュの看板商品であるタルトを購入しました。
外観
商品を入れてくれた紙袋です。高級感がある
タルトが入っている箱です。
この箱もオシャレ感がありますね。
味の詳細
味の詳細を客観的に書きます。主観的な感想は後述。
タルト・オ・フィグ
クリームチーズ入りカスタードを敷き詰め、フレッシュな無花果を炊き込んだソースで仕上がったタルト。 発売時期:8月中旬~9月下旬
無花果(イチジク)のタルトです。クリームチーズ入りのカスタードとありますがそこまでクリームチーズ感はありませんでした。
タルトの土台となるタルト生地は甘いというよりは塩味が効いていて、カスタードは甘すぎずこのタルトのメイン(主役)となる無花果の甘さと少しの酸味を際立たせています。
メインである無花果もフレッシュで味がハッキリとしていました。
タルト・メリメロ
ア・ラ・カンパーニュの看板タルト。公式サイトによるとア・ラ・カンパーニュのおいしさへのこだわりの象徴らしいです。
おいしさを第一に考えた結果、フルーツが不揃いになってしまうのだとか。
発売時期:通年
タルトの土台となるタルト生地やカスタードはタルト・オ・フィグと同じで、程よい甘さに抑えられており主役であるフルーツ一つ一つの「甘い」「酸っぱい」等の特徴や個性を際立たせています。
主役であるフルーツもイチゴなら「甘みと酸味、イチゴの香り」、メロンなら「メロン独特の甘みと香り」…という風にそれぞれのフルーツを思い浮かべた時に最初にイメージされる特徴がそのままタルトの上のフルーツでは味わえます。
要するにイメージ通り、期待通りのフルーツの味がします。
タルト・オ・フィグもそうなのですが土台となるタルト生地が、普通にイメージするタルト生地の「ずっしり感」「しっとり感」はなくミルフィーユのようになっていた(下部に写真)ので食感はサクサクでした。
味の個人的な感想
味の個人的な感想を書いていきます。濃い味付けにはかなり偏見があるので、参考にするもしないも自由です。
超絶おい…し…い…
めっちゃくちゃおいしいです。
これまでのタルトの常識を覆す…※あくまで個人の見解です
基本的にタルトっていうと「ずっしりしていて、甘ったるくて一切れ食べたらおなか一杯でむしろ気持ち悪い…」という印象でした。
さらに、普通のタルトのフルーツはそこまでおいしくないものが多かった印象です。
もちろん今まで食べたタルトでもおいしいものもありましたが、おいしくても「一切れでいいか・・・」って感じだったのでした。
しかし、このタルトは違いました。
・ミルフィーユのような軽いサクサク感で塩味の効いたタルト生地
・主張しすぎない(甘すぎない)クリーム
・イメージ通りの味がする、厳選されたフレッシュなフルーツ…
この3つの「カンペキ」な要素が揃うことで「おいしい!もう一個食べたい!!」
と思えるような、軽く食べれるタルトがこのア・ラ・カンパーニュのタルトなのです!! ほんといくらでも食える。
タルトの平均価格は一切れあたり平均700円台ですが、その値段に匹敵する価値があります是非、一度食べてみてください。
贈り物に最適か?
めっちゃおいしいですが生菓子なので日持ちはしません。
どこかの家に持ってくとか、パーティーとかに持ってくのはアリだと思います。
ただ、お値段は少しお高めなのでそこらへんは注意したいです。