洋菓子

DEMELのクッキーが革命的なおいしさだった

クッキーはおいしくなかったりバターがあまり使われていないものを口に放り込むと、口の中がパッサパサになります。

フランス行ったときに買ったやっすいクッキーがめちゃくちゃおいしくて、日本に帰ってきたときにおいしいクッキーを食べたくなりました。

でも、外れのクッキーを買ってしまうと口中がパサパサ+最悪な味で埋め尽くされることになります。

DEMELは前に生クッキーがめちゃくちゃおいしかったので普通のクッキーもおいしいのかと思い買ってみました。DEMEL店舗限定生クッキーがおいしかった

そこまで内容量も多くないのに2000円という強気の価格。

おいしくなかったらかなりがっかりです。

DEMEL

デメルはウィーンを代表する洋菓子店で素晴らしい装飾を施したデメル本店。

デメルの箱は宝石箱のように美しく贈答用にはかなり良い、個人的にかなりお気に入りの洋菓子店です。

しかし、基本的に量に対して値段が高く「質より量」の人にはあまりお勧めしません。

逆に言えば「量より質」の人にはかなりお勧めです。

箱や紙ぶくろ、ロゴに至るまで高級感がちりばめられており、そこいらの洋菓子店とは「高級感」という点で頭一つ抜けています。

チョコレートもクッキーも他の店とおいしさが違います。

DEMELクッキー詰合わせ

お菓子の都ウィーンが誇る至高の味(箱の中に入っていた紙より)

外観

なかなか特徴的な包装紙。

包装紙を破くと同じ柄の箱が出現します。

今回は「デメルを訪れずしてウィーンを語るなかれ」という紙の代わりにクッキーの説明文が入っていました。

クッキーは袋に入っていてちょっとがっかりです。入れ物が缶ではないのでしょうがないのかもしれませんが。

味の詳細

味の詳細をできるだけ客観的に書いていきます。

ヌッスブリス

シナモン風味にほんのりレモンの酸味のクッキー

絶妙なシナモンの香りと絶妙なレモンの酸味のほかにクッキー自体の絶妙な甘さとほんのわずかの塩味。 すべてが絶妙なバランスで配合された味です。

ハーゼルヌッス

ヘーゼルナッツのクッキーにチェリーのトッピング

クッキーの周辺にヘーゼルナッツがまぶしてあります。さらにそのヘーゼルナッツもかなり香ばしかったです。 真ん中のドライチェリーは歯にくっつきました。それだけです。

マーブル

白とココアの大理石模様のクッキー

ココア風味のクッキーでお土産とかの量産型クッキーみたいな味です。

マカロン

アーモンド入りココアマカロン

袋に4個入っています。 マカロンといいますがフィリングはなくマカロンの外側だけって感じです。

アーモンドがかなり香ばしいです。ココアの風味よりもアーモンドの濃さが圧倒的に勝っています。

ハーゼルマカロン

ヘーゼルナッツ入りマカロン

ヘーゼルナッツの香ばしさがものすごいです。先ほどのマカロンよりも甘さが強いです。

ショコラアマンド

アーモンド入りスライスクッキー

チョコレート風味のクッキーです。スライスしたアーモンドがかなり香ばしくて主張が激しいです。クッキーの周辺には砂糖がまぶしてあり、クッキーの渋みとアーモンドの香ばしさを砂糖の甘さで緩和されています。

フロランタン

飴掛けしたアーモンドをのせた固焼きクッキー

上半分がアーモンド下半分が普通のクッキーです。アーモンドは香ばしさを楽しむというよりも何層も重なった薄いアーモンドの歯ごたえを楽しむという感じです。

フロランタン特有の飴掛けですが、甘すぎる飴ではなく程よい甘さです。

下半分のクッキーはしっとりとしていました。

ビメント

チョコチップ・ピスタチオ入りシナモンクッキー

クッキーの生地にはほんのりとシナモンの風味が全体にあり、その風味の中にチョコチップとピスタチオが独立して入っています。

味の感想

クッキー生地の味がおいしい

クッキーにまぶしてあるナッツやチョコレートではなく土台となるクッキー全てが程よい甘さと少しの塩味が効いていてめっちゃおいしいです。

その土台のクッキーがおいしいので、どのフレーバーを混ぜてもめちゃくちゃおいしいです

今まで食べてきたクッキーにはない味が多くて舌が刺激的でした。

めっちゃくちゃおいしかったです。

 

贈り物に最適か

もうクッキーなんて贈答用以外考えられません。

保存も効くし、かなり適しています。

デメル特有の「量の割に高い」というコスパの悪さはいつも通りですが、今回のクッキーはそれに加えて包装にビニールを使っているのがかなり安っぽくなっており、相手にあげた時の印象があまりよくないかもしれません。

ただ、外側の箱のデザインはいいのです。

<デメル>クッキー詰合せ